空を閉じ込めた箱。
気まぐれすぎる管理人の狭い狭い箱庭。
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今月もスライディング
もはや遅れるのは平常運転ですよね、ごめんなさい。
そんな感じで生徒会長、8月分。GO。




中学の頃は8月いっぱいは夏休みで宿題に追われる毎日だったはずだけど高校に入学した今、夏期講習ということで定期的に学校に来させられている。それでいて宿題にも追われるのだからやっていられない。まだ1年だから週1程度の夏期講習に半強制的な参加のみなのだが3年になると大学入試の勉強ということでほぼすべての生徒が毎日学校に来るらしい。1年生にもかかわらず毎日夏期講習に顔を出す珍妙な生徒もいたりするが、僕の友人諸君は自宅やらで悠々とした日々を送っているそうだ。その悠々さは夏休み終了後の各教科の初授業で頼れる僕というカンニングペーパーがあるからなのかもしれないが過去の経験によりもうそれはしないと先に釘は打っておいた。役に立つかはさておいて。
しかし僕は僕で毎日学校に来ていた。平日はもちろん、夏期講習のない土日にも。夏期講習以外なら来る必要性はまったくないが僕には生徒会となぜか毎日学校に来る会長がいる。会長を放っておいたままにするのはなんだか危ない気がするという僕の独断の元、毎日登校している。
「大体、毎日毎日、そんなに何をしてるんですか」
「やることは山積みだ」
会長が頬杖をつきながら答える。生徒会室は窓も引き戸も開きっぱなしだ。セキュリティなんてどうでもいいような部屋。少しでも風を取り入れたい苦肉の策だが、ただ太陽が笑うだけで部屋はサウナのようであった。
「新学期が始まれば新学期の挨拶に始まり―……」
「会長挨拶とかあるんですか!?」
「そんなに驚くことじゃないだろう。終業式だってやったんだからな」
「そういえばそんなこともありましたね……」
7月の一学期終業式の日のことを思い出す。
「続いて生徒会長挨拶です」の言葉につかつかとステージ中央マイクに歩み寄り、礼儀正しく一礼した上で、「一学期お疲れ様」の一言で済まし、入りと同じく華麗に一礼してまた戻っていった目の前の人物のことを。途中にセリフを合成したら学校代表の生徒会長としてふさわしいくらいに素晴らしい姿勢だったが残念ながら中身がすっからかんなのだ。「会長いつも通りだった」とポツリと言った友人に聞いてみたところどうやら選挙の日にもこんな感じのことをやらかしていたらしい。緊張していたためさっぱり聞いていなかったがあの時の僕に告げたい。この会長という人物を知るためにも聞いておけと。
「じゃあ今から予行練習しておきましょう」
「……えー」
「えー、じゃないですよ。スピーチ文章くらいは書いてあるんですよね」
「書いてはいないが考えてある」
「つまりまた訳の解らない一文で済まそうとしてたんですね」
「『宿題は必ず提出するように』で……」
「それ、生徒会長が言うセリフじゃありませんよ。担任のセリフでしょう」
「読書感想文が意外と提出されにくいんだよな」
「もちろん会長は書いたんでしょうね」
「学校代表の生徒会長がきちんとしなくてどうする」
「その言葉、今の会長の姿を鏡に写して魅せつけてあげたいですね。ちなみに題材は何ですか?」
「シンデレラ」
「……ん?」
「お前、まさかシンデレラ知らない人?」
「さすがに知ってますよ。まさかあの童話のシンデレラ?ごくごく低い可能性の『シンデレラ』という別の物語を期待していたんですが」
「ある意味別のシンデレラかもしれないな」
「どういうことです?」
「ストーリー、大まかでいいから言ってみろ」
「えっ、……。いきなり言われると困りますね。継母達に虐げられてたシンデレラが魔女に魔法をかけられて、舞踏会で靴を落としたけど王子様と幸せになりました、みたいな」
「10秒くらいの内容によくまとまったな。だが本来のシンデレラに魔女はいない」
「魔女がいなかったらこの話、成り立ちませんよね。舞踏会に行くのも12時の階段で靴を落とすのも」
「そもそも魔女の魔法のドレスではなく鳥がどこからか持ってきたドレスだからな。そんな感じで近年のシンデレラとオリジナルのシンデレラの比較、変更された理由を切り開いていった。去年は桃太郎だったしな」
「どうして会長の本気はそんな別の方向へ向かってしまうんでしょうね」
「知らない作品の感想文読んだところで意図は伝わらないだろ。その分、みんな知ってる童話の方が題材としては適切だと思うんだ」
「そういうモンですか」
「そういうモンだ」
「何にせよ、始業式のスピーチ文章はもうちょっとましなものにしましょう」
「……ハイハイ」
この年の夏休み明けの生徒会長挨拶は蝉の始まりから終わりまでをドラマチックに語ったもので、時間だけは生徒会長挨拶として十分なものだった。




やっぱりグリム好き。
正直に言うと5・6・7月の流れは先に考えていたんだけど、そこから先は適当にしか考えていなくて、その何も考えていない部分が今月にぶちあたりました。
途中まで書いてどういう話に持っていくか悩んだ挙句読書感想文になったので最初の長文が浮く浮く。
本当は今までみたいに何か目的のある話にしようかなーと思ってたけど、さすがに夏休みは無理。学校のイベント何もない。
早速将来への不安が高まる中、まぁ今月分の目標は無事に済んだからいっかーとか思う脳天気でした。
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